若草は大地に萌え春風は梅香を運び水鳥は湖面に遊ぶ

若草は大地に萌え春風は梅香を運び水鳥は湖面に遊ぶ。
悠々たる自然は四季を忘れず春まさにこの時となる。
人の世の因果は己の欲するところを忘れ、己の行う所のみ果実とする。
因果に応報あり、心正しく言葉正しく行い正しき者はその果として涅槃を得る。
永遠なる喜びこれを涅槃という。
人の世は幾多の悲しみと葛藤の中にうごめいている。
争いは絶えることなく、阿鼻叫喚の叫びは耳を覆うばかりである。
傷つき斃れ、恨みを残し、またこれを繰り返す。
人の計らいの行きつくところ正に地獄である。
如来の智慧と菩薩の誓願に心を致せよ。
そこに己の本心の安らぎがある。
己の本心とは、己の本尊である。
それは慈悲と智慧とまた方便を備えている。
苦しいこの世でますます光る明るい燈明である。
暗きこの世を照らす光である。
この本心の働きは仏性と呼ばれる。
赤き蓮華と白き蓮華、共に己の心に備わっている。
鋭利なる智慧もまた金剛杵として内具している。
静かに座して己の本心に聴け。そして如来の相続者としての己を見いだせ。
オン サンマヤ サトバン。
我はそれである。我は普賢薩埵である。
そこに人生の四苦八苦その他もろもろの障害を乗り越える道が開ける。
我 今 大日如来の智慧と方便に帰依し奉る。