真言尼寺の窓から

真言尼寺の窓から

ひろしま美術館に寄せて

春の匂いが、もうそこまで来ていますね。真言寺の庭の梅の花もすでにほころんで、「こんにちは」と言っているようです。先日所用で京都駅に降りた時、たまたま美術館「えき」KYOTOの展示を目にしました。それは「ひろしま美術館」所蔵の作品展でした。広...
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副住職が考える仏教の現状(2008年の記事です)

日本においての仏教寺院と女性の関係は非常に古くてまた今現在の問題なのです。明 治に妻帯が許可になってからも、戦前の寺院では隠し妻のような存在でありました。また表立った行動は制限され、夫は僧侶という出家者で聖職者としてあるた めに平等も同権も...
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副住職のコラム~女性はどう扱われているのか(2008年の記事です)

仏教というよりも全ての世界宗教が、女性差別をもっています。フランス革命の人権宣言が一筋の光明を与えても、未だ現在もあまり宗教の状況は変わっていないのが現状だと思います。思考を停止して宗教に触れるか、あるいは差別の権化のような態度をとるか、あ...
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副住職の祈りのうた~尼僧としての人生(2008年の記事です)

真言寺の副住職として20年以上活動してきました。ちょうど2005年8月9日は 60回目の長崎原爆の日でした。8月9日―この日私は、地からの呻き声の様なものを聞いていました。悲しみと、泣き叫ぶ声は、轟々と救われること無く私の 耳に響いているの...