真言寺通信

真言寺住職のメッセージ

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山は緑を結び、川はその流れを絶えず

山は緑を結び、川はその流れを絶えず、命あるものの生と死のありようは変わらず十二因縁の法輪は廻る識と受は諸々の苦を内包し、生起して生苦となる人の五蘊は常に焼かれる煩悩の器 常に望みを起しては破れ 欲心を起しては葛藤の苦海に沈む我瞑目するに悠久...
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山は笑い、ウグイスも笑う

山は笑い、ウグイスも笑う春霞は山裾の風景を朧げにし、桜の花が満春を歌う人の世の巡りはその因果の理法により私事を入れず人の世の苦しみは彼のみということなし一切の存在は常に己に矛盾を持ち、一切の存在は常に変化し、留まることを知らない人はこの人生...
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若草は大地に萌え春風は梅香を運び水鳥は湖面に遊ぶ

若草は大地に萌え春風は梅香を運び水鳥は湖面に遊ぶ。悠々たる自然は四季を忘れず春まさにこの時となる。人の世の因果は己の欲するところを忘れ、己の行う所のみ果実とする。因果に応報あり、心正しく言葉正しく行い正しき者はその果として涅槃を得る。永遠な...
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朝霜は陽光に溶け、暗き夜は朝日に明ける

朝霜は陽光に溶け、暗き夜は朝日に明ける深き霧は風陣の内に消え、山河を明らかとする人の世の苦しみは仏の慈悲によって癒され、消される人の煩悩は仏の智慧によって涅槃の道が開ける煩悩は悟りの果を産み、修行の資源となるおおよそこの世にある全てのものは...
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山茶花の色は白 寒椿の色は赤

山茶花の色は白、寒椿の色は赤。人は人なれ、花は花なれ。その性の様々な在り様は異なる在り様を呈する。物事の善悪 それも立場と状況で異なる。不変なる真理は実は求めがたく知りがたい。人は己の欲するところに於いてその真理なるを思う。論理的に正しいと...
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己の行いの善悪の果報を悟らず

己の行いの善悪の果報を悟らず。己の欲望の赴くままに振る舞い語ることまさに禽獣のごとくして、慚愧の念なく言葉だけが虚しく踊る。人の仏たる霊性を悟らず、赤き肉の塊をのみ愛して、心に至らず。犬猫のごとく野猿のごとく餌を求めて彷徨い泣き叫ぶ。口を潤...
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眼暗きがゆえに

眼暗きがゆえに光を見ず、光なきがゆえに道に迷い、常に疲れを背負ってあてどもなく歩く。心も体も疲れて、希望もなく、生きる喜びもなく、虚しく時を過ごす。己の濁った心の鏡は真実を映さず、常に曖昧にしてもどかしく幻想を生み出す。幻想とくみして戦いを...
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真実は実に麗しく

真実は実に麗しく、誠実は実に爽やかで、真心は常に温かい。人の望むものは誰一人違わぬ物事である。あらゆる生命は太陽の光と熱の恩恵を受けて命をつなぐ、人は心の奥で己の命が紡ぎだされた仏の命を知っている。大宇宙の只中で独り端座してこのことを確認せ...
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身を整えて、息を整えて、心を制する。

身を整えて、息を整えて、心を制する。身を整えるには悪を断ち善を進めることが必要である。生活の規範が求められる。持戒精進である。求めるところの解脱は認知の正確なる事を基礎とする。己の心は己をだましやすく、それは様々な幻想を作り出す。己の認知す...
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この身の不壊ならずして

この身の不壊ならずして、絶えず死に向かう様は、人に苦悩を与える。己の五感の欲する処を善とするも、苦悩を得る。心は止まる事を知らず、ただ野猿の如く暴れ馬の如くことに会っては納まるところを知らず。凡そ存在すると認識されるものは総て掴めどもつかめ...