苦あり楽あり

真言寺通信

苦あり楽ありこの実存は多様である
人の数ほど多様な経験と智慧を得る
まさに釈迦の道場である
幾多の苦難も難伏の者を伏する方便である
私たちはこの苦難を悔いることなく安楽の道の道標として受け入れる必要がある
明るく生きる人にはこの人生は大いなる功徳を積む機会だと思える
心暗く疑心に満ちた人にはただ矛盾だらけの苦界に思える
妙法蓮華経の心 観音の慈悲 これは正にこの世の背後にある働きである
三界はすでに観音の内にあり 念ずる者には観音の姿が現れる
因縁に応じて変化し そして方便を垂れる
念彼観音力 観音を念ずればその思いに観音は応える
この世は実は仏の慈悲の現れである
心に仏を立てて生きる者には智慧の道が開ける
この宇宙そのものが実は菩提心である
そして 大いなる蓮華である
サ ダルマ プンダリカ の世界である
大白蓮華の世界である
臆することなく心に真実の願いを起こし そして多くの喜びを生み出す生き方をする
この菩薩の誓願こそが行者の本来有する面目である
それは本有の仏性と言われる
これに立つことこそが人々の安寧 安楽の道である
これを述べ伝え実現していくことこそ人の本懐である
この滅びゆく肉体の欲求は時間とともに消滅していく
しかしこの仏性からくる願いは宇宙とともに永遠に存在し続ける
人は菩薩の誓願を立てて修行する時 自分の本来有する真実に出会う
そこに真実に満足する人生が訪れる
深く三宝に帰依し仏陀の道を歩かん。

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