昼の終わりは夜のとばり

真言寺通信

昼の終わりは夜のとばり 
光は闇に溶け 闇は光によって明ける
生なるものは死に向かい 死はまた大いなる生を産む
エロスとタナトスは互いにあざなえる縄のごとく存在を支える
暗闇は安らぎを与え 光は行動を促す
生死はこれはそれ一体のものである
無窮の時はこれ六大無碍にして常に瑜伽である
大空は常に三昧に住し 涅槃をあらわす
この曼荼羅世界は欠けることなくまた余ることもない
自心の本尊はこれ大空の本尊である
如来の三昧は大日の本地の三昧である
法身常に瑜伽にして三界に遍ず
常に己の三業を律して清浄の瑜伽を実践せよ
曼荼羅世界に住して己の本心を開発せよ
薩埵は常に大日の悟りを内に抱いて菩薩の大業を成ず
我ら密教の徒は常にこの心に住してこの世を浄土とする行いをなす
常に誓願する 衆生は無辺にして必ず済度す
ここに曼荼羅世界の諸仏を供養し共に密厳の浄土を具現化せん
遠くは釈迦如来より 自心の本尊に至るまで清浄の三昧耶を持す
願わくはあらゆる生あるものの苦悩を癒し菩提の彼岸に至らしめんことを
ここに深く三宝に帰依し奉る

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