流れる雲のごとく、留まることない川の流れのごとく人生の時は過行く
人はその心のある所に己を留める
およそ人の価値はその心の欲するところにおいて決まる
心静かにして温かきものはその中に住まう住人であり、心荒み暗雲に覆われた世界に住まうものはその煩悩において己を苦しめる
人は外にある事物に己の幸不幸の原因を求めるが、しかし己の心の欲するところにおいて行動しその結果として己の快不快を経験する
自業自得とはこのことを言う
持戒あり、深き智慧あるものはこの世を己の道場として認識し善業を積む場所とする
菩薩の誓戒 衆生は無辺なれど之を必ず済度す これは己の住む世界を仏国土として生きる覚悟である
娑婆世界はあらゆる苦難と苦しみと憎しみと不満が渦巻いている
その中においてあの清らかな蓮華の花のように生きる
これが仏陀の示した道標である
八正道の道標 六波羅蜜の菩薩行は仏の説いた道である
苦難の中に多くの安心の種を蒔き、争いの中に和解の道を残し、煩悩の苦悩からくる輪廻の中に涅槃の道を残す
これが仏弟子としての生き方である
深く三宝に帰依し仏の遺誡を守らん
流れる雲のごとく
真言寺通信

